夜更かしが子供の健全な発育に及ぼす影響 その2-メラトニンのもう一つの働き

夜更かしが子供の健全な発育に及ぼす影響 その2-メラトニンのもう一つの働きsuimin2

今回は、前回の続きから書いていきたいと思います。

関連記事:夜更かしが子供の健全な発育に及ぼす影響 その1-メラトニンと睡眠

メラトニンが睡眠のコントロールに大きく影響している事は前回説明しました。メラトニンが睡眠の他にも身体のあるシステムに関わっている事が知られています。今回はその事について書いていきます。

メラトニンと体の発育の関係

メラトニンの分泌が10歳以降に一旦ピークを迎えた後、減少に転じる事で睡眠の他にも影響を受ける身体の変化があります。

それが実は生殖機能、つまり「思春期の始まり」、と言うことになります。人間の身体はメラトニンが減少を始めると「身体が大人になる時期になった」と判断して男性は男性らしく、女性は女性らしく変化を始めるのです。

メラトニンが分泌される明るさ

ところでこの人間の身体にプログラムされた機能は夜になっても明るい光を浴び続けるとどのような影響を受けるのでしょうか?

メラトニンの分泌量は光、つまり明るさに影響を受ける事は先に説明したとおりです。昼間の明るい間は分泌されない性質のホルモンですから、夜でも明るい環境ではメラトニンは分泌されないのです。

ここで「明るい」と言うのは具体的にどのくらいの明るさを指すのでしょうか?「高照度光照射療法」では5千から1万ルクスの光を一時間程度浴び続ける方法が取られますが、実際は2500ルクス程度の光でも効果がある、と言われています。

ただ2500ルクスでは治療に二時間以上かかるために現実的ではない、ということで実際の治療ではもっと強い光を短時間浴びる方法が取られているのです。

夜更かしが子どもの発育に及ぼす影響

「2500ルクス」とは実生活の中では「コンビニエンスストアの照明位の明るさ」だそうです。

つまりショッピングセンター等に夜間子供を連れ出す、という事はメラトニンの分泌量の減少を引き起こし、脳に「身体が大人になる準備が出来ました」と勘違いさせてしまっている、つまり「思春期の訪れを早めている」「子供を早熟化させてしまっている」と言う事に他ならないのです。

2009年に成長科学協会に報告された論文に寄りますと、日本人の女子の場合過去100年程の間に2年半以上初潮を迎える年齢が若年化している事がわかります。

これを「早い」と見るか「普通」と見るかはさておいて、早まっている事は確かです。また早熟化しているという事は言い換えると「老化現象を早めている」と言う事もできると思います。もしかしたら近年の少子化もこのような事が多少なりとも影響しているのかもしれません。

夜更かしを防いで子どもに健全な発育を

元来人間は日の出とともに目覚めて日の入りとともに就寝する、というリズムで生活してきました。

しかし、生活の都市化、共働き家庭の増加、各種家電・ゲーム機の普及、娯楽の多様化によって「生活の深夜化」「昼夜逆転が起こりやすい環境にある」といえます。

現代社会においては生活のリズムを昔ながらに戻すことは極めて困難であっても、睡眠の減少が子供の健康に及ぼす影響を理解している事は決して無意味ではありません。

1日の内に心がけて散歩をする、決まった時間に子供を寝かせる、等親のほんの少しの注意が子供の健全な発育を守ることに繋がるのです。



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