食育の考え方の変化

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食育の考え方の変化

「食育」の大切さについて騒がれるようになってから随分経ちますが、昔と今とではその考え方は少し違ってきています

少し前までは「好き嫌いなくたくさん食べるのが良い」「残さず食べるのが良い」という考え方のもと、食育が行われていました。

ですので、例えば小学校の給食でも「残さず食べる」というのが当たり前の考え方でした。

そのため好き嫌いがあり給食を残してしまう子は、給食の時間が終わっても1人教室に残って食べさせられている、という光景もよく見られました。

確かに給食は子どもたちの体のことを考えて作られた栄養バランスの良い食事ですし、全部残さず食べるのが良いに越したことはありません。

しかし好き嫌いの多い子にとってみれば、給食の時間がまるで拷問のような辛い時間であったことは言うまでもありません。

そのうえ先生に怒られたり友達にからかわれることもあります。

そんなことが長期間に渡り続いたことで、中には不登校や引きこもりになってしまった子どももいるようです。

こうしたことから食育についての考え方が見直され、現在では食育に対する考え方も変わってきました。

同じ大人でも、たくさん食べる人もいればそうでない人もいると思いますが、子どももそれは同じであり、子どもでもたくさん食べる子どももいればそうでない子どももいるという考え方に変わってきたのです。

つまり「残さず食べる」ことよりも、「自分に必要な量、食べられる量を取り分けて食べる」ことのほうが大切だという考え方です。

これは「楽しみながら食事をする」という、心の栄養としての食事の意味を重視しているとも言えるでしょう。

こうした食育の考え方は、なにも食事に限ったことではありません。

子どもというのは人それぞれ違った個性を持っており、その成長のプロセスも様々です。

そのため決められた標準値もあくまで目安であり、気にする必要はありません。

それよりも、子どもが生き生きとした明るい表情で生活できているかどうかが一番大切なことだと言えます。



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