子どもの記憶を思い出させて会話トレーニングkodomo_kyoushitsu_eigo

子どもの記憶を思い出させて会話トレーニング

子どもは毎日、ただ生きているだけではありません。

毎日何かを見聞きし、お子さんの中には必ずそれらの記憶が残っています。

家族そろっての夕食は、団らんの象徴であり、大切にしたい時間です。

テレビなどを消して、できるだけ会話をしながら食事をしてみましょう。

その日1日あった、何気ないことでいいのです。

例えば、保育園でお子さんを迎えにいったとき、お子さんに泣いて「行かないで」とすがっている感じの小さな赤ちゃんがいた、というような場合、「あの子、みーちゃん(お子さんの名前)のことをお姉ちゃんだと思っているのかな?」「やっくん(赤ちゃんの名前)は甘えんぼうだけど、すごいかわいいんだよ」「じゃあ、いいお姉さんでいなくちゃね」などの会話に発展するかもしれません。

お子さんが大変小さかったり、お話が得意でなかったりして、レスポンスがまだ期待できないとしても、「今日見かけた白黒の猫ちゃんは、おでぶさんだったね。びっくりしたね」など、一方的に話しかけるだけでもいいのです。

何か楽しいことをお話しするという習慣づけのために話すということが大切です。

ある程度会話がスムーズにできるような年頃になったら、5W1Hの要領で、筋道立ててお話ができるように誘導することも大切です。

突然、脈絡なく自分のことを話してきたりしたとしても、それは会話の糸口になり得ます。

うまいこと交通整理をして、「その話の主役はだれか」「いつごろ(幼稚園や保育園のお弁当の時間の前か後か程度でかまいません)」「どこであったことか」と一つずつ質問し、答えを引き出す形で会話を成り立たせていけばよいのです。

「ひょっとしてこういうことかな」と訂正すると、「そうそう」と明るい顔で同意することもあれば、やはりピンと来ない顔で、自分の言いたいことだけを話し続けてしまうこともあるでしょう。

そういう場合も、とにかくまずは「聞いて」みることです。

会話がうまくできないのであれば、なおのこと、会話のトレーニングは必要になってきますから、決して投げ出さないでください。

子どもにとっては、今目の前で起きていることが「すべて」というようなことがあります。

たった1日前の、それも非常に楽しい思い出であったとして、「楽しかった」記憶があっとしても、それをきちんと説明できるかどうかはまた別です。

子どもは会話の中で、「いつだったかの」「昔(昨日や先週の可能性がある)」といった不思議な前置きをしてからうろ覚えのことを話すことがありますが、よほど印象に強かったのか、びっくりするほど仔細に思い出せている箇所がある、ということはありませんか。

大人そのキーワードをもとに、「ああ、それはおとといおじいちゃんのところに行ったときの話だね。おとといは、きのうのきのうだよ」というふうに、説明していけば、徐々にではいりますか、「きょう(今)」がまずあり、その前の日が「きのう」、そのさらに前が「おととい」というふうに、時間軸のごときをだんだんと覚えていくようなります。

細部をよく覚えていなそうな場合でも、写真や絵、そのとき持っていって遊んだおもちゃなど、リマインダーがわりになるものがあれば、それを示しながら話すことで、説明がスムーズになる可能性もあります。

いずれにしても、あなた自身がお子さんに関心を持ち、お子さんもあなたに話したくて仕方なくなるような空気を親子の間で醸成していくことが大事なことは言うまでもありません。

記憶が会話をスムーズにし、会話が記憶を鮮明にしていきます。



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