体罰?しつけ?子どもを加害者にしない為にできることは?

体罰?しつけ?子どもを加害者にしない為にできることは?gohan

Q体罰はやっぱりよくない?

A精神的虐待的につながるものでなければ、時には悪いとは言い切れないこともあります。

まず、体罰の定義ですが、これはあくまで、悪いこと、してはいけないことをした子どもにそれを教えるために体に与える罰であって、虐待や暴力とは全く違うものです。

暴力や虐待は、子供の人格形成上害悪でしかなく、攻撃的な性格になり、問題行動につながったりするリスクが相当高くなってしまいます。

では、本来体罰というものはどういうものか。

しつけを目的として体の一部を叩いたりすることですが、傷が残ったり、ひどく痛むような殴り方をするわけではありません。

参考までに、アメリカやイギリスでは、大半の親が、時には体罰を加えることもあると答えています。

その一方、スウェーデンなどのヨーロッパ諸国では、ありとあらゆる体罰を法律で禁止している例もあります。

それがどんなに軽い体罰だったとしても、そこをきっかけとして虐待につながる可能性はありますし、それが暴力の連鎖になっていくのだという考え方があるからです。

その点日本では、これといった統一見解はないのが現実です。

一般の親レベルでも、専門家レベルでも、その是非については意見が真っ二つに分かれています。

アメリカでも是非論はあり、白黒つけるために、体罰が子供や親子関係に与える影響を調べる研究が行なわれてきています。

しかし、こうであるとはっきり断定できる材料は今のところないようです。

男女の幼稚園児273人を対象に、体罰を全く受けたことがないグループと、平手打ちなどを「体罰」として受けたことのあるグループ、明確に暴力を振るわれたことのあるグループの3つに分けて、子供の攻撃的な生活との関係が調査されたことがあります。

言うまでもないかもしれませんが、全く受けたことのないグループが最も攻撃性が低く、明確な暴力を受けたことがあるグループの子が、最も攻撃性が高いという結果でした。

百歩譲って体罰と攻撃性に何らかの関係があったとしても、攻撃性に影響を与えるのは、もともと生まれ持った個性や家族との関係、環境などもあり、個々の子供たちについて、その点が不明である以上、体罰だけが抜きんでて攻撃性を高めているとは断定できないのです。

同じように体罰を与えられて育っても、「悪いことをしたらぶたれるのは当たり前」という社会通念があって、大人も子供もそれを当たり前のものとして受け入れている文化圏においては、

精神的な影響は軽く、それよりも親の愛情やしつけに一貫性があって筋が通っているかどうかの方が重視され、子供の発達への影響も大きくなるという調査結果も実はあるのです。

さらに、平手打ちによる体罰が身体的虐待にまで必ず発展するという根拠もありませんし、法律ですべての体罰を禁止した国では虐待事案が減ったという動きも見られません。

また、げんこつ、おしりたたきといった体罰よりも、ひどい罵詈雑言を浴びせられる方が影響は甚大であるという指摘もありますし、想像に難くないところでもあります。

体罰そのものが子供を傷つけてしまうかどうかは、もともとの親子関係に負うところが大きいようです。

Q 子どもを加害者にしないためにできることは?

A 子どもを大切に思っているという気持ちを日ごろから十分に伝えておくしかありません。それが最大の防御策です。

未成年者による犯罪の一番大きな原因は親の育て方であるというのは、半ば常識のように語られています。

実際、世界的にもこの手の調査結果はたくさん出ていますが、未成年に限らなくとも、犯罪に手を染めてしまうかどうかは、生まれ育った家庭の環境がかなり大きく影響するということはしばしば示されています。

殊に18歳までの犯罪には、親のしつけが不当に厳しく行き当たりばっり、ほったらかしである、愛情が希薄である、家族関係や金銭的に不安定であることなどが関係するといわれています。

もちろん、劣悪な家庭環境で育ったからといって、必ずしも犯罪に走るわけではありません。

そこにさらに社会的な環境要因と、子供の生まれ持った個性などが加わり、複合的な要因がそろった状態が犯罪者をつくり出してしまう可能性があるにすぎません。

しかし、無視できないのは、子供がもともと持って生まれた個性も危険要因として報告されているということです。

衝動性がある、情緒が安定していない、極端に攻撃的な性格であるなどで、3歳ぐらいからその傾向が見られると、犯罪者になる例が多いとのことです。

いわゆるサイコパス、ソシオパスといった問題は、一言では説明できない複雑な問題なので、ここでは論じず、別な機会に譲りますが、その後、ある程度成長しても一番変化しにくいのは、攻撃的な性格だということです。

400人程度の継続調査の結果では、8歳ぐらいで示された攻撃的な性格は、30歳になっても改善が見られないということです。

では、子どもの攻撃性というのは、いかにして高くなってしまうのでしょう。

自分の欲求を通すためには他者を傷つけることをいとわない、そんな性格を「攻撃的性格」といいますが、要するに他人を尊重する、大切な存在だと思う気持ちが希薄であるということです。

これは、親から自分自身が大切にされていなかった、どうせ誰からも愛されないという気持ちの発露ではないでしょうか。

小さな子どもは親の気持ちを感じとることにたけています。

自分の子どもの「人の顔色を窺うような性格」を欠点のように言う親もいますが、つまるところ、それをさせているのは当の親なのです。

子育てが上手とは言えない親、まじめに取り組んではきたが、どうしようもなく嫌になって投げ出したくなることのある親、そこだけをとらえると「とんでもない親」かもしれませんが、

きちんと子どもを大切だと思う気持ちをベースに持ち、子どもときちんと向き合うことができれば、「大切に思って要る」という思いは子どもに必ず伝わるはずです。

また、攻撃性というのは、精神的に幼稚である場合にもあらわれやすくなります。

わかりやすくいうと、「自分が選択した結果で悪いことが起きたときに、誰かのせいにしてしまう」ということはないでしょうか。

都心部では、朝の通勤ラッシュは殺人的なものです。

時にその中にベビーカーを乗り入れる若い母親がいます。

非常識云々はこの際置いておいて、もみくちゃにされ、酷い目に遭った母親は、「日本って子連れに優しくないよね。私たちは少子化対策のコーケンしてるのにっ」と、酷い目に遭ったのは自分の見通しの甘さのせいではなく、

社会の方が悪いのだと言わんばかりの発言をするのがあちこちで散見されるところですが、この母親を見て育った子供は、自立心や社会性というものをどこで学べばいいのだろうと、他人事ながら心配になります。

さまざまな環境の家庭がありますが、経済的に裕福で教育熱心な家庭からでも、犯罪者が出てしまう可能性はゼロではないということも忘れないでください。

逆にいえば、劣悪な家庭環境だけが子どもに悪影響を与えているわけではないということです。

不幸にして実の両親から愛されている実感が得られなかった子供でも、養父母やほかの大人たちから愛情深く見守られ、自己否定に陥らずに立派な成長した例もたくさんあります。

今この質問をしているあなたは、自分の子どもがだれかを傷つけたらどうしようと心配している、愛情を持って我が子のことを考えている親であるという何よりの証拠です。

自信を持って子どもを信じ、愛し続けて、また自分自身も自立的な大人であろうとする姿勢を大事にしてください。

その心がけだけでも、子どもを何らかの加害者にしてしまう可能性は低くできるはずです。



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