自我の発達と反抗期の迎え方が「知性」を育てるhankouki自我の発達と反抗期の迎え方が「知性」を育てる

2才児に迎える、生まれて初めての反抗期。「いや」「だって」の連発も、自我の芽生えの表れです。この自我こそ、ヒトとしての総合的知能の根っことなるもの。抑えつけるのではなく、導く姿勢が大切です。

○反抗期は親子関係がうまくいっている証拠

2才頃にあらわれる反抗期。心理学では「母子分離」とも言われます。この時期になると、それまでお母さんと常に一緒だったところから一歩踏み出し、親の手から離れ、ひとり立ちしようとします。

それまで親に守られながら眺めていたモノに自ら近づき、どんなモノなのか触って確かめようとする探索行動がベースになっています。

これはいわば子どもの「世界地図づくり」。親という基地から出発し、自分の力で向こう岸まで足を延ばしたり、島に橋をかけたりして、真っ白な地図に一つ一つ書き込み、自分だけの地図を作っている過程なのです。

ですから、この時期の反抗は、成長の過程として、大いに喜びましょう。子どもが2才前後になると、誰に言われるまでもなく自然と親離れしたがるのには、次のような理由があります。

一つは運動機能が発達し、自由に行動できるようになったため。と同時に、言葉も急速に発達することで、モノと言葉の関係がわかり、ますます好奇心をかきたてられるためです。

もう一つは、それまでの親子関係が良好だったことにより、子ども自身が離れても大丈夫、という安心感をもてているからです。

乳児期に、不快感や空腹感を泣いて伝えることで、おむつを交換してもらえる、おっぱいが飲めるという体験を繰り返すと、子どもは、アピールすれば助けてもらえるという安心感や、助けてくれる親に対して信頼感を育んでいきます。

このことは、子ども自身が、困ったらアピールしていいんだ、自分は助けてもらえる価値のある存在なんだという自己肯定感をもつことにもつながります。

親に対する信頼感は、他者に対する信頼感の基盤となります。脳科学でいうところの個人内知能のベースです。

反抗期は、親子間での安心感や信頼感、自己肯定感が十分に育まれた証。それまでの子育てが間違いではなかったことを証明しているのです。

○親との攻防戦で学ぶ自分と他者との関係

いくら反抗期が大切だからといって、何をしてもOKというわけではありません。危険だったり社会ルールに反する行動はだめ、そうでない場合は、できるだけやらせてみて、もし失敗したら慰めてあげましょう。

失敗しても、抱きとめてもらうことができれば、子どもは安心して、またチャレンジしようという意欲をもつことができます。

このような親とのコミュニケーションが、他人とよりよい関係を保ちつつ、自分自身をいかに発揮するかという社会的知性を育むことにつながります。

大人からしてみれば、すべてを「だめ」と言って、2才の子どもの自我を抑えこむのは、実にたやすいことです。ですが、そのように自我を抑えられた子どもは、自力で世界を切り開いていく方法を学ぶきっかけを失ってしまいます。

また逆に、面倒だから何をしてもOKと放っておけば、子どもは社会のルールを学ぶこともなければ、失敗から得るものもありません。何かにチャレンジしても、どうせうまくいかない、失敗しても誰も助けてはくれない、だったら何もしないでいるほうがラクということを学習するだけです。それどころか、失敗してもほったらかしにしていた親や大人に不信感さえ抱くでしょう。

ですが、むりやり抑え込まれた自我は、いつか爆発します。近年の少年犯罪でいわゆる「いい子」と呼ばれる子どもの犯罪が目立つのは、反抗するべき時にさせず先送りにした結果なのかもしれません。

○反抗期は論理的な思考力を生む

反抗期は2才頃から始まり、4才頃まで続きますが、その内容は年齢とともに劇的な変化を遂げます。2才代の場合は、ほぼ本能的に「イヤ」と言いますが、3才になると文法的な文章が使えるようになるため、こうだからこう、というシンプルな理屈で主張するようになります。

ですが、4才の場合は、3才のようには切りかえしません。なかなか自分の気持ちを言い出すことができず、ためらって悩む特徴があります。

その時期を越え5才になると、自分で考え筋道の立った意見を言うことができるようになります。目の前で起こった出来事や、自分の判断に、どうしてそうなのかという想像力を加え、自分なりのルールを考え出す力が養われているのです。

4才で起こるためらいは、5才になってからあらわれる論理的思考力の準備段階だといわれています。自分なりのルールや基準を探し出そうとしている「知の探索行動」の時期なのです。

このような時期の脳には、自分がしたいことや、起こしてしまった失敗などに対して、周りの人がどのような反応をしたかがすべて記憶され、考える材料としてストックされています。多重知能や対人的知能の情報処理が、大脳皮質の低次から徐々に高次機能に上がっていき、4~5才にかけて前頭連合野で統合する作業ができるようになるということです。

反抗期に、こうすればこうなるという因果関係を十分に体験させ、成功した時には、成功そのものだけでなく、子どもがどのように工夫し何を発見したかについても一緒に喜ぶことが、論理的思考力を育てる上でも必要となってきます。



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