【テレビの影響】乳幼児の知能発達の遅れの原因か?

【テレビの影響】乳幼児の知能発達の遅れの原因か?【テレビの影響】乳幼児の知能発達の遅れの原因か?

○テレビ漬けは言葉を習得する機会を奪う

テレビやビデオが乳幼児に与える影響について、真剣に考えられるようになったのは、なぜでしょう。それは医療の現場で言葉や対人的な知能の発達の遅れが見られる乳幼児が増え、そのような子どもたちからテレビやビデオを遠ざけると、状態が改善する例が多かったからです。

子どもは体で言葉を覚えます。新生児に話しかけると手足を動かし、大人が無意識にその動きにうなずき返す。この「引き込み反応」を見て、赤ちゃんは自分が言葉を聞きとったということを認識します。

この反応を繰り返すことは、言葉の習得について大切な役割を担っています。「引き込み反応」が、うなずき返すだけでなく、抱きしめたり、手を握り返すなど、体の接触を伴えば、赤ちゃんはメッセージを受けとるのが、さらに容易になるでしょう。

テレビやビデオから流れる音声や画像は、一方的なもの。赤ちゃんが受け取っても、ただ注意力を奪われるだけで、まったく意味を持ちません。2才前は言葉を獲得するとても大切な時期。1日に6時間も、親子でテレビやビデオに気をそがれてしまうのは、非常に大きな損失になります。

対人的な知能の発達の遅れ。顔をのぞき込んでも目をそらす、8~10カ月頃頻繁に表れる「指さし」がみられないといったことなどから発見されます。「指さし」はいわば意思表現のしるしです。言葉が出る前に、興味をもったものを指さして親や周りの人に教え、親が共感する。このやりとりが、まずは言葉を発達させ、感情的知性の発達を助けるとともに、心を育むことにも結び付いていきます。

○テレビを消すと会話も遊びも増える

2才を過ぎると、子どもの多くは言葉も出始めます。また、物には意味や名前があると認識する象徴機能が育ってくるのもこの頃。それまでの意味が分からずテレビを見ている時期と違って、子ども向けのテレビ番組やビデオを活用できるようになります。

ただ注意したいのは、ひとりきりで見せるのではなく、親子のコミュニケーションを意識すること。できるだけ子どもと一緒に見て、子どもの反応にこたえたり、わかりにくいものについては説明を加えましょう。親子のコミュニケーションという視点で考えた番組選びも重要です。

「子どもメディア研究所」は、保育園・幼稚園を通じて、テレビを消す日をもうけるよう、プログラムを考え働きかけました。1年目は1週間に1日だけ、2年目は2週間交代で見る週を見ない週を体験するというもの。

参加親子の声を会がまとめたものによると、テレビがどれほど親子のコミュニケーションの機会を奪っていたかが、読み取れます。

実は、テレビを消すことに強く抵抗したのは、父親とお年寄り。ですが、実際に消してみたところ、「子どもはこんなに親と話したかったんだ、遊んでほしかったんだと気づいた」「知らなかった子どもの姿に気づき、これまで自分は家で何をしていたんだろうと、あ然とした」との声が寄せられました。

では子どもたちはどうでしょう。大人とは逆に、意外と思えるくらいあっさりテレビ離れをしたそうです。

結果、「兄は工作遊びが増え、弟は言葉が増えた」「下の子が急におしゃべりになって、その子との会話はどんなテレビよりおもしろかった」「夫はいまや子どもとべったりに」などの感想を聞くことができました。

思い切って、一度テレビと距離を置いてみると、逆にテレビとのじょうずなつきあい方がみえてくるようです。

○赤ちゃんのコミュニケーション力とテレビ(子供とメディア研究会の調査より)

【赤ちゃんは指さしをしながら親の顔を見る?】

・調査対象:10カ月児 505名

1日にテレビがついている時間と指さしとの関係

0時間   はい 100%
0~3時間 はい 67.3% いいえ31.8% 無回答 0.9%
3~5時間 はい 62.8% いいえ33.8% 無回答 3.4%
5~7時間 はい 66.3% いいえ32.6% 無回答 1.1%
7時間~  はい 49.2% いいえ48.4% 無回答 2.4%

物を「指さし」しながら親の顔を見るという赤ちゃんのコミュニケーション力があるかどうかの調査。

結果は、テレビがついている時間が長い家庭ほど「いいえ」が多いとなりました。赤ちゃんが6時間以上テレビの前にいる家庭では、「いいえ」が80%以上。

このような家庭では「まね」や「あと追い」も少ないだけでなく「だめと言ってもやめない」割合が60%以上に上ります。問題行動のきざしが、すでに表れているといっても、過言ではないでしょう。

【単語はどのくらい話す?】

・調査対象:1.5才児 240名

テレビを見ている時間と話す単語の数の関係

0時間

・話さない   5.0%
・2~3語   11.0%
・10語くらい 84.0%

0~1時間

・話さない   2.5%
・2~3語   28.0%
・10語くらい 48.0%
・20語くらい 19.5%
・無回答    2.0%

1~2時間

・話さない   2.0%
・2~3語   13.5%
・10語くらい 69.0%
・20語くらい 15.5%

3~4時間

・話さない   3.5%
・2~3語    24.5%
・10語くらい  68.5%
・20語くらい  3.5%

4時間以上

・話さない   6.0%
・2~3語    46.5%
・10語くらい  39.0%
・20語くらい  8.5%

テレビの視聴が1~2時間までであれば、見せない場合とさほど差はありません。

ですが、3時間以上になると20語が大幅に減少し、4時間以上では10語も減ります。

研究所が実施したアンケートによると、テレビを消すプログラムに参加した家庭では、実践することで言葉が増えていくことを実感したという感想が多かったとのことです。



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