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定番知育、絵本の読み聞かせから得たものは
子供が生まれる前から、ベッドで優しい微笑みを浮かべ、子供に絵本を読み聞かせているママの姿が私の憧れでした。
それに、子供には本好きになって欲しいという強い思いもありました。
私自身、本が大好きで、大袈裟ですが、生きる指針を本から得るような経験をしているからです。
生憎、憧れの映像のようなお洒落なベッドではなく、煎餅布団ではあったのですが、毎晩、就寝前に子供と寝転んで読み聞かせを始めました。
0歳から1歳頃までは私の好きな絵本、2歳頃からはインターネットや本で調べた年齢に合ったお薦め本、3歳を過ぎ、自分で読みたい絵本を選べるようになってからは、子供が選んだ本、私が選んだ本、両方を読みました。
図書館にはほぼ毎週通い、どっさり本を借りて帰りました。
本を持ち運ぶバッグが何回破れたでしょう。
大変だったけれど、絵本1冊2千円×20冊=4万円分!と頭で算盤を弾けば思わずニンマリ。
その中で、子供が何回も読んで特に気に入った本は購入するようにしました。
そうやって手に入れた本は、子供もとても大切にしてくれています。
ただ、いくら本好きとは言え、毎日毎日絵本を読み聞かせるのは、やはり根気が必要で辛い時もありました。眠たくて眠たくて、子供の顔に絵本を落としたり、イライラして、トゲトゲした声で絵本を読んだり。
日中はどれだけ怒っても、絵本の読み聞かせの時だけは、優しいママで…という憧れの映像には程遠かったものの、慣れてくると毎日ご飯を作るのと同じように、日々のルーティンに溶け込んで行きました。
また、読んだ本を記録するアプリを利用してモチベーションをキープする等、なるべく楽しく続けられる工夫もしました。
こういったアプリを使うと、同じ本を重複して借りるミスを防いだり、お薦めの本を自動で検索してくれたり、なかなか役に立ちました。
10歳頃からは、就寝前も自分で読むようになり、私の読み聞かせはお役御免になりましたが、図書館に頼まれた本を借りに行く使いっ走りは継続中です。
12歳に成長した娘には国語力という副産物がつきました!
今現在子供は12歳。
まんまと本好き女子に成長し、来年中学受験を目指し日々勉強を頑張っているところです。
電車に乗る時も、テーマパークで順番待ちをする時も、暇さえあれば本を読んでいます。
年間数百冊は下りません。
夏休みの読書感想文が学年代表に選ばれたり、作文で賞を取ったり、読み書きに対するセンスは付いたように思います。
そして、読み聞かせの効果が一番大きいと感じるのは、中学受験の勉強科目の中で、国語の成績がとても良いことでしょうか。
語彙力や漢字、文法等の習得は、本を読むだけで付くものではないので、「本好き=国語の成績UP」という単純な図式ではないと思いますが、制限時間内に集中して最後まで問題文を読める、という点が大きいように思います。
このような国語力が付いたことは、嬉しい副作用でした。
あとは、生きる指針となるような素敵な本に出会ってくれたら…、そしていつか娘も親になって、同じように絵本の読み聞かせをしてくれたら…、こん嬉しいことはないと思います。
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