子どもの偏食や少食、どうしたらいい?
子育てをしているお母さんの中には、偏食や少食など子どもの食事に関する悩みを抱えている人も少なくないでしょう。
本当は楽しく食事をしたいのに「ちゃんと食べなさい!」「好き嫌いしないで!」などと叱ってばかり、ということもあると思います。
そんなときはどのように対処すれば良いのでしょうか。
例えば少食の子は、食べる量が少なくても元気があればそんなに心配することはありません。
人間にはお腹がすいたら食べるという本能がありますから、少食の子でもお腹がすけば自分から何か食べるはずです。
周りの人に痩せていることを指摘されても気にすることはありません。
また、少食の子にはできるだけ少量の食事を盛り付けることも大切です。
少食だからとたくさん盛り付けてしまうと、逆にそれがプレッシャーになってしまいます。
それよりも少ない量を盛り付け、それをきちんと食べることができた時に「全部食べられたね!」と褒めてあげましょう。
そうすることで「次も頑張って食べよう!」という気持ちを子どもに持たせることができます。
子どもの偏食に悩むお母さんは多いようで、嫌いなものを混ぜ込んでみたりとあれこれ苦戦しているお母さんも多いのではないでしょうか。
しかし子どものうちはあまり無理に食べさせようとすると余計に嫌いになってしまうこともあります。
偏食が原因で楽しい食事ができないのであれば「仕方がない」とある程度は割り切ることが大切です。
野菜が嫌いでも果物や他の食べもので必要な栄養は補うことができますし、幼稚園や保育園ではそれなりに食べられるような食事を提供してくれています。
この時期は偏食が酷くても、まだ成長にはさほど影響しないのです。
無理に食べさせるよりも、食事をバランスよく食べることの大切さや食事が体には欠かせないものであることなどを子どもに教えてあげることが大切です。
また成長に伴って食事の好みも変わってきます。
小学校の高学年にもなれば、多少苦手なものでも頑張って食べられるようになることがほとんどです。
少食とは反対に食べ過ぎに悩んでいるというお母さんもしばしばいるようです。
成長期に食欲が増すのは当たり前ですが、肥満となると話は別です。
肥満にならないようにするためには、単に食事の量を減らすよりも食事の内容を工夫することが大切です。
例えば間食は減らし、豆腐やひじきなど低カロリーでもボリュームのある食材を使って食事を作るなどしてカロリーを抑える方法も良いでしょう。
また、積極的に体を動かすことも肥満防止に効果的です。
このように食事に関する悩みも、子どもの食べ方の個性としてとらえて対応することが大切です。
食育においては単に栄養バランスだけでなく、「家族で楽しく一緒に食事をとる」というはとても大切です。
食事とは体と心、両方の栄養になるのだということを頭に入れておいてほしいと思います。
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