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離乳食前にマスターしよう!食物アレルギーの知識
離乳食を始める際に気がかりなのは子供のアレルギー。
食べさせたその1口が赤ちゃんの体調を悪くすると考えると、なかなか与えることにためらいを感じてしまいます。
離乳食を開始する前に、食物アレルギーに関する正しい知識を持つことが必要です。
離乳食前にマスターしよう!食物アレルギーの知識:【アレルゲン】
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かにの7つは7大アレルゲンと呼ばれています。
アレルギーを発症する患者が多いこと、症状が重篤であること等から、原材料として使った場合にも原材料を作るために使った場合も表示するよう義務付けられています。
あわび、イカ、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、桃、りんご、牛肉、豚肉、くるみ、鮭、鯖、大豆、鶏肉、バナナ、まつたけ、ゼラチン、やまいも、カシュナッツ、ごまの20個は表示が推奨されているものです。
しかし、これらの食材が必ずアレルギーを発症するものとは限りません。
マンゴーだったり、ピーマンだったり、人によってアレルギーを発症する食材は違います。
食材以外にもホコリアレルギーや犬猫アレルギー等があり、子供から大人まで年齢に関らず私達は皆アレルギーを発症するリスクを有しているのです。
アレルゲンか否かに関らず、赤ちゃんに初めて与える食材は「平日」の「午前中」に与えましょう。
これはアナフィラキシーの症状が出てもすぐ病院に駆け込める時間帯だからです。
離乳食前にマスターしよう!食物アレルギーの知識:【正しい知識を】
アレルギーの知識に乏しい方の中には「アレルギーは食べたら治る」と考え、無理矢理食べさせようとする人がいます。
確かにアレルギー物質を少しずつ体内に取り入れ、耐性をつけるという治療方法はあります。
しかしそれは医師の指示と、アナフィラキシー(アレルギーに対するショック症状)に対する迅速な治療が行えるという管理体制の下実行されているものです。
アレルギーが分かったら速やかに医師の指示に従い、不用意に摂取させないよう心がけましょう。
これは周囲の大人が協力することも必要ですから、説明して理解を深めてもらいましょう。
離乳食前にマスターしよう!食物アレルギーの知識:【卵アレルギー】
患者数の多い卵アレルギーに関する注意点を記載します。
生の卵はアレルギーを発症しやすいので、必ず火を通してから与えるようにして下さい。
なお白身と黄身でしたら、白身の方がアレルギーが出やすいです。
離乳食では、7ヶ月を過ぎた頃に固ゆでした黄身1口から与え始めます。
慣れてきて8ヶ月を過ぎたら今度は固ゆでした白身に、少量の黄身を組み合わせて与えましょう。
卵1個をまるごと食べられるようになるのは1歳すぎからです。
また、卵アレルギーの場合、卵から作る予防接種のワクチンの接種に注意が必要です。
接種前に必ず医師に卵アレルギーがある旨を伝えましょう。
インフルエンザやはしかのワクチンは卵から作っていますので、赤ちゃん自身が受けられないのであれば、家族が接種して予防する等別途対策が必要です。
アレルギーは大人になって急に発症することもありますので、赤ちゃんのことをきっかけに勉強しておくのは良いことですね。
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