赤ちゃんの正しい味覚は離乳食からはじまる
正しい味覚の基礎は離乳食期に形成されます。
市販のベビーフードや味の濃いものばかり与えていると、正しい味覚が形成されないだけではなく、塩分が強すぎて赤ちゃんの内臓に負担をかけてしまいます。
好き嫌いの始まりとも言える、食べ物の好みの傾向がでてくるのも、この離乳食期です。
できるだけ、多くの食材を取り入れて、たくさんの素材の味を教えてあげましょう。
また、常におかゆに刻んだ具を混ぜる、混ぜご飯にしてしまうのではなく、1品ずつ別々に与えることで、それぞれの素材の味をしっかりと感じさせてあげましょう。
とくに離乳食の食材として選びたいのが、その時期の旬のものです。
野菜などの、旬のものは栄養価もたっぷりで、美味しいので良いこと尽くしです。
また、旬の食べ物は、その時期の体に合った性質を備えています。
例えば、夏野菜の代表であるきゅうりは暑さでほてった体を冷やしてくれる効果があります。
また、冬野菜のカボチャや根菜類は、体を温めてくれる効果があります。
妊婦さんが、夏野菜を避けて、根菜類を食べると良いというのは、このためですね。
最近では、ハウス栽培も発達し、季節を問わず、様々な野菜を食べることができますが、寒い時期に、体を冷やす夏野菜ばかりを食べていると、体調を崩しやすくなることもありますので、気を付けましょう。
次の咀嚼についてです。
赤ちゃんの咀嚼力に合わせて、だんだんと噛みごたえのあるものにステップアップしていくことも大切です。
特に市販されているベビーフードは柔らかめに作られているので、常にベビーフードを食べていると、固いものを嫌がって柔らかいものしか食べなくなることがあります。
モグモグと噛むことは、脳の活性化にもとても良く、知能の発達にも影響してきます。
また、咀嚼力がなく顎が鍛えられないと、発語にも影響してきます。
固すぎても柔らかすぎても、丸飲みの癖がついてしまったりするので、赤ちゃんの様子を見ながら、食材を増やしたり、少しずつステップアップしていきましょう。
時には、一つ前の段階に戻ったりしてしまうこともあるでしょう。
焦らず、じっくりと進めていきましょう。
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