ママの指示に従って本を作る、これが今回の知育遊びです。
本を作ることで、絵を描く力だけではなく、何を描いたか思い出す記憶力等も鍛えていきましょう。
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【3歳からの知育】表紙を作る
白い紙を2枚使って、小さな本を作ります。
左端は、ホッチキスでしっかりと留めておきます。
これから何をやるのかを3歳の子供に説明します。
「新しい本を作るんだけれども、何を描くのかはママが言うね」
本の表紙、中、裏表紙を見せます。
- その後表紙を1
- 次のページの左側を2
- 右側を3
- 裏表紙を4
と数え、4ページあることを分からせます。
2歳の時に作った色の本とは、別の本を作ることも分からせます。
全体を見せ終えたら、本、鉛筆(細いサインペンでも可能)を渡し、表紙に自分の絵を描くように言います。
ママは、鉛筆を正しく持てているかどうかチェックして下さい。
正しくなければ親指と人差し指でペンを持ち、中指は後ろを支える役割をしていると説明して下さい。
薬指と小指は、ほとんど動かす必要がないことも付け加えておきます。
3歳の子供はすぐ作業にとりかかるかもしれませんが、「手伝って」とママにお願いする子供もいるでしょう。
お願いされた時は、何から描き始めれば良いか教えてあげて下さい。
「まず、頭を描こうね」と言って両手で丸を作り、頭の形を教えます。
「体を描こうね」と、ママの体を指差して教えます。
「2本腕を描こうね」と、両腕を差して、体のどの位置にあるか教えます。
最後「2本足を描こうね」と言えば、この頃には手助けがなくても自発的に描けていることでしょう。
3歳の子供が完成させた絵は、出来栄えがどんなものであっても、「よくできたね」と褒めてあげましょう。
【3歳からの知育】中身を作る
次に、中のページに着手します。
中のページには、家の絵を描かせます。
最初は、左側のページから描かせます。
雑誌に載っているような家の写真や絵をお手本にしてもかまいません。
とりあえず、四角をベースに家を描くようにして下さい。
家には
- ドア
- 窓
- 屋根
といったパーツが必要ですから、それらも描くように指示します。
手助けをするならば、ママが空中に形を描いてみる、家のパーツの役割を説明する等をしましょう。
もし3歳の子供の口から煙突という言葉が出たら、煙突を描き足してみましょう。
煙突から出る煙を描きたがったら、それも描かせます。
ママの言った通りに絵を描けたら、ほめてあげましょう。
今度は右側のページに移ります。
そこにはボールの絵を描かせます。
もうママが手助けをせずとも、3歳の子供は作業ができるはずです。
勿論、手伝ってと言われたら手伝ってあげてかまいません。
【3歳からの知育】裏表紙を作る
ボールが描けたら、最後は裏表紙です。
このページには「何でもいいから、好きなものを描いてね」と言います。
もしかしたら、すぐには思いつかないかもしれません。
何を描けばいいのか思いつかないようでしたら、
- 好きなおもちゃ
- 木
- 鳥
等いくつか例を出してあげましょう。
そして描きあげた絵はどんな絵でもほめてあげます。
これら4つの絵ですが、短い時間で一気に描いてしまう必要はありません。
【3歳からの知育】作品を見る
絵を完成させたら、3歳の子供と一緒に本を見てみましょう。
それぞれのページに何を描いてあるのか質問しましょう。
思い出せないようなら、ママが説明します。
別の時、この本について説明をさせます。
何を描いたか思い出せれば完璧ですが、もしできないようなら4枚の絵の名前をもう1度言ってあげましょう。
他の本も作ると、手先をどんどん器用に動かせるようになるはずです。
色々な種類の絵を描かせるようにしましょう。
絵は何度も描いていくうちに上手になりますし、3歳の子供にとって自分が描いた絵はより興味のあるものとなります。
色を塗る等して鮮やかに仕上げましょう。
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