体や心もすくすく成長する子どもの脳に良い食生活
ヒトは毎日食事を摂ります。赤ちゃんにも、効率よく栄養を与えながら、食事は楽しいということをわかってもらうように導くのはとても大事。食生活が充実すれば、心身が発達し、頭のよい子供になります。
Topics(クリックでジャンプ)
毎日の食事を見直して脳も体も心も元気に
健脳食という言葉を聞いたことがあるでしょうか。脳を活性化させる食材や料理などに注目が集まっていますが、具体的などのようなものなのでしょうか。
簡単にいえば、普段から私たちが食べているような米、肉、魚、野菜をバランスよく食べて、いわゆる5大栄養素をきちとん摂りいれられるようにすることです。
旬の素材は味がよく、栄養価は高く、しかし価格は安いというすぐれものが多いので、そういったものを丁寧に料理して食べることは、脳や神経をしっかりと働かせる事になるので、ぜひ実行してもらいたいところです。
コンビニエンスストア、ファストフードなど、お金を出せばお腹を満たすのは簡単な時代ですが、そんな時代だからこそ、きちんと整った 食生活をするということが大事です。
「脳によい食事」は、体にいいだけではなく、家族みんなでテーブルを囲んだりしながら摂ることで、コミュニケーションを深めるのにも役立ちます。一緒にご飯を食べ、それとなく様子を窺うことで、親が子供の変化に気づきやすかったりといった効用もあります。
ぜひとも乳幼児期から、家族と一緒の食事の時間を大切にしてほしいものです。
食生活の影響はこんなに大きい
生活リズムと元気な体
人間の体がとてもうまいことつくられているのには、つい感心してしまいます。物を食べれば、それは消化され、吸収されて、おのおのの臓器に運ばれて、体調を整えてくれます。
生活リズムが整って体内時計がきちんとすれば、食事時間に合わせて消化酵素が分泌されるようになって、消化吸収の助けになるのです。
逆に、栄養バランスや生活リズムの乱れは体調不良のもとです。といっても、栄養バランスに関しては、1日単位できっちりと考えなければならないというわけではありません。
1週間のトータルで最終的にバランスがとれていれば、帳尻は合うようになっているものです。あまり神経質に考えすぎないようにしましょう。
脳は必要な栄養だけをより分けます
脳が発達し、きちんと働くようになるには、3つの要素が必要です。栄養、睡眠、そして刺激です。
栄養については、脳には5大栄養素のすべてがバランスよく必須であるといえます。なぜならば、脳には血液幽関門という「入り口」に当たる部分があって、脳に必要な栄養しかここを通れないようになっているからです。
偏った食生活では、脳への栄養を送れなくなってしまいます。栄養バランスのとれた食事は健康の基本ですが、それは脳にとっても同じです。
食事の楽しさ、喜びを伝えよう
物を食べていて、そのおいしさに笑顔になるのは、本当に至福のひと時です。
食事がおいしいと、体はもちろん、心も満たされるものです。特に、やっとごく普通の御飯を食べられるようになったくらいの小さな赤ちゃんは、味や香りはもちろん、見た目、口に入れた瞬間の感触、何かをカリっとかんだ自分自身の咀嚼音に至るまで、全身で食事の喜びを経験します。
そこに、微笑ましげに見つめる家族たちのまなざしが加われば、完璧といえるでしょう。
家族で食卓を囲む時間は、何者にも代えがたい交流の場です。
家族での食の時間は、子供が何歳になっても大切にし、豊かな心を育むようにしたいものです。
関連記事:【子どもの食事と成長】栄養素「炭水化物」ですこやかな脳と強い心身をつくる
スポンサードリンク