イヤイヤ期を余裕で乗り切る考え方と叱るコツ
2歳代は、自立心が急激に伸びてくる時期です。
なんでも自分でやりたがり、大人の言うことに対して何でも、とりあえず、「イヤ!」と反発するような事が多くなってくることで有名です。
いわゆる、イヤイヤ期、第一次反抗期です。
あまりにも「イヤ!イヤ!」と言われすぎて、困り果ててしまうお母さんも多いでしょう。
しかし、この「イヤイヤ!」は、子どもがしっかりと発達していっている証拠です。
親に言われることに反発することなく、全て言われる通りにする子どもの方が、ずっと大変で恐ろしいことです。
躾が厳しすぎてお母さんの前ではワガママが言えないというのは問題です。
子どもがワガママを言うのは、自分の子育てが正常である、お母さんの前でリラックスしている証拠だと自信を持ってください。
イヤイヤ期は誰もが通る道です。
深く悩みすぎずに、今はこういう時期なのだと割り切って、ある程度、見守っているだけで大丈夫です。
親は子どもの「イヤイヤ!」に腹を立てたり、振り回されない余裕が欲しいものです。
何に対しても「イヤ!」という時は、嫌だと答えると子ども自身が困ってしまうような質問をして、遊びにしてしまうくらいのユーモアがあっても良いでしょう。
この時期の子どもは、あまり神経質に取り合わないことがコツです。
子どもは親の思うようにはならないものだなあと、学ぶくらいの気持ちでいましょう。
しかし、たくさんの「イヤイヤ!」の中で、聞き流してはいけないものがあります。
命に関わること、躾として絶対に譲れないものについては、どんなに反抗されても毅然とした態度で教えていく必要があります。
躾は、親の一貫した態度がポイントです。
怒ったり怒らなかったりしてしまうと、子どもはルールとしてではなく、親の顔色を伺って善悪の判断をするようになってしまいます。
また、叱る際にも少しコツがあります。
叱る時は、怒らず教え諭しましょう。
時間は1分以内です。
長く叱ってしまうと、子どももただ時間を過ぎるのを待つだけで、逆効果です。
次に、子ども自身ではなく、子どもの行動を叱るようにします。
「あなたは悪い子!」などというように、子ども自身を叱ってしまうと、自分の存在を否定されたと受け取り、親の顔色を伺ったり、余計に反発するようになります。
「あなたの今の○○の行動が××だった」というように、どんな行動がどのように駄目であったのかを教えてあげましょう。
子どもというのは、一回で言われた事を守れる事は、なかなかありません。
すぐには出来なくても、ずっと言い続ける事に意味があります。
同じ事を言うのに疲れてしまう事もあるでしょう。
しかし、根気良く、繰り返し言い続けてあげてください。
最後に、子どもが謝ったり反省の色を見せた時には、しっかりとその事を誉めてあげてください。
日々の生活の中で、「イヤイヤ!」と言われ続けると、お母さんも人間ですから、ついイライラしてしまうでしょう。
そんな時は、安全を確認した上で、少し一人になって深呼吸してみるのも良いでしょう。
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