我が子が友達のものを盗んでしまった・・・どう対処したらよいの?
自分の子が人のものを盗んだとしたら、あなたはどうしますか?
親にとってはその事実を知っただけでも相当なショックでしょう。
そして、人のものを盗むという悪い行為をした子どもを、必要以上にきつく叱ってしまうという人が大半だと思います。
しかし必要以上にきつく叱ってしまうと、結局は親も子どもも苦しむことになるのです。
確かに人のものを盗んだり、人を傷つけるということは悪い事でありちゃんと叱られるべきことです。
ただ子どもの場合は、まだ物事の善悪の区別がついていなかったり、判断がちゃんとできていないということはよくあります。
例えば物を盗んだといっても、単に「かわいいから欲しくなった」という気持ちで、つい盗んでしまうこともあります。
時には、自分のものと他人のものとの区別がしっかりできていないこともあります。
少し年齢が大きくなれば、ゲーム感覚で万引きをしてしまうこともあり、子どもの多くは盗むことがそれほど大変なことだとあまり感じていないのです。
子どもが悪いことをすれば、周りからは「親の教育がなっていない」とか「厳しく叱らないからだ」と親が非難されることがほとんどでしょう。
しかし今までそうしたことを教える機会がなかったかもしれませんし、たとえ教えていても子どもが十分理解できていないこともあります。
そのため子どもに「絶対に人のものを盗んだり、友達を傷つけることはしてはいけない」ということを、真剣に伝えることが大切です。
もしもそんなことをしてしまった場合は、お母さんたちが一生苦しまなければならないほど大変なことなのだと、涙ながらに教えることです。
それでも繰り返してしまう時には、相手の子のところへ子どもと一緒に出向き、子どもの前で親が「申し訳ありませんでした」と心から謝る姿を見せましょう。
こうした親の真剣さを目の当たりにすることで、子どもは「自分がやってはいけないことをしてしまったのだ」ということを実感するはずです。
「悪いことをしたのだからきつく叱らなけでば」と思う人もいるかもしれません。
しかし寂しさや不安な気持ちから「かまってもらいたい」という思いで悪いことをしてしまう子どももたくさんいます。
そんな子どもにきつく叱ったり体罰を加えても問題行動は収まらず、むしろ悪化の一途を辿ってしまいかねません。
それよりも子どもの抱える寂しさや不安を理解してあげる、そのことが子どもを立ち直らせるためには絶対必要なことだと言えるでしょう。
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