子どものやる気の目を摘まないためには?
小さいころは何でも親のペースで動いてくれていた子供も、小学生にあがるころになると親のペースで動いてくれることは難しくなるものです。
これは子どもの成長過程では当たり前のことですが、その結果できないことばかりに目が向いてしまい、ついつい叱ってばかりということも少なくないと思います。
叱られてばかりいると、子どもはやる気をなくしてしまいます。
子どものやる気の芽を摘まないためには、ちょっとした言葉がけが大きなカギとなります。
これは子どもだけでなく、大人にも共通して言えることです。
例えば会社の上司から「まだできていないじゃないか!」と頭ごなしに叱られたとします。
自分なりに考えながら頑張っていてもうまくいかないことはありますし、想定外の予定が入ることもいくらでもあります。
しかしそれを汲み取ってもらえず一方的に叱られたのでは、腹が立つだけでなくやる気もなくなってしまうでしょう。
しかし「じゃあいつごろだったらできるかな?」というように、こちらの気持ちを尊重した言葉がけをしてもらえたとしたらどうでしょうか?
とても気持ちが楽になり、頑張ろうという前向きな気持ちになることができるはずです。
子どもも同じで、子どもには子どもの考え方やペースがあります。
やるように言われていたことがたとえできていなくても、一方的に頭ごなしに叱るのではなく、まずは本人のプランや言い分を聞いてそれを尊重してあげることが大切です。
そのうえでどうしても受け入れられないプランであれば、無理に受け入れる必要はありません。
その代り、「ちょっとそれではお母さんも困るから、先に○○してくれる?その後にだったらまた△△してもいいよ」というように、妥協案を子どもに提示してみてください。
そしてたとえ嫌々でも子どもがその提案に応じてくれた時には、「ありがとう」という言葉で褒めてあげることが大切です。
このように叱ってばかりいたことでも、親の言葉がけひとつで子どもを褒めることに転じることもあるのです。
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