口答えする子どもの気持ち、どうすれば生かすことができる?
小さい頃は親の言うことを素直に聞いてくれていた子どもも、小学生にもなると親の言うことに口答えしてくるようになります。
「片付けなさい」「宿題は?」「早く寝なさいよ」など、子どもを気に掛けるあまる親は口出しをしてしまうものです。
しかし子どもには子どもの都合や考え方というものが出てきます。
そのため、親が一方的に子どもに言うのではなく、まずは子どものプランを聞くことが大切です。
小学生の子どもの多くは、こうした大人の言葉がけに対して「せっかくやろうと思っていたのに、やりなさいと言われたことでやる気が失せる」と思っています。
親からしてみれば「そんなこと言っても言わなければやらないじゃないか」と思うところでしょうが、子どもにも「やろう」と思う気持ちがあったことは事実です。
こうした子どもの気持ちを踏みにじらず生かすためにはどうすればよいのでしょうか。
そのためには、まず「何度も口うるさく注意しない」ということが大切です。
例えばなかなか宿題をしようとしない子どもに対し、「まだしてないの!」「いつになったらするの!」などと何度も口うるさく注意してしまうことが多いと思いますが、これでは子どもに余計反抗心を持たせてしまい、子どもは聞く耳を持たなくなってしまいます。
良くないことやしてほしくないことは、1回言えば分るものです。
そしてそのうえで「子どもなりのプランに耳を傾ける」ということが大切です。
何回も同じ過ちを繰り返すようであれば、「いつの時間だったらできる?」「あなたはどうしたいの?」というように、子どもなりのプランを聞いてあげてください。
もちろん到底納得できないプランを提示してくることもあると思います。
どうしても受け入れられないことであれば「気持ちはわかるけれど、ちょっとそれは難しいから別の案はないかな?」というように提案をし、頭ごなしに否定しないようにしましょう。
そしてシブシブでも子どもがこちらの要求を受け入れてくれた時には、反抗的な態度を戒めるのではなく「ありがとう」という言葉をかけてあげることが大切です。
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