欧米の子育てと日本の子育てとの違いは?
日本の子育てというのは、「欠点を指摘して直させる」という傾向が強いと言われています。
確かに苦手なことや欠点は直すに越したことはありません。
しかしすぐに欠点が直せるならば問題ありませんが、どうしても直らない子や直るまでにとても時間がかかる子も少なくありません。
そうすると欠点をすぐに直せない子は、直るまでの長い間叱られ続けることになり、その結果何事にも自信を持てなくなってしまいます。
つまり、子供の成長には欠かせない「自己肯定感=ありのままの自分を受け入れる」を持つことができないわけです。
これではいくら子どもために良かれと思ってしたことでも、まったく子どものためにはなっていないわけです。
これに対し、欧米の子育てというのは「長所を伸ばす」ということに重点を置いていると言われています。
苦手な部分や欠点はもちろん誰にでもありますが、同様に長所も誰もが持っています。
欠点を無理に直そうとするよりも長所に目を向け、とにかくたくさん褒めてやるのです。
褒められることによって子どもは自分にも自信を持つことができ、何にでもチャレンジできる意欲的な子どもに成長できます。
その結果苦手だっだことにもチャレンジできるようになり、欠点を直すことにもつながるというわけです。
もちろん日本の子育て方法が間違っているというわけではありません。
欧米の子育てと日本の子育てには、それぞれに良い所と悪い所があります。
しかし「苦手なことを克服するよりも、長所に目を向けて伸ばしてやる」といった考え方などは、私たちも見習うべき考え方だと思います。
特に子どものうちは成長の早さにかなり個人差があり、できる子とできない子との差が激しいものです。
成長がゆっくりだったり苦手なことが多い子どもの場合は、なるべく長所に目を向けてそれを褒めて伸ばしてやることが大切です。
そうすれば苦手なことが多い子でも自信をつけることができ、結果として苦手なことを克服できることにつながるのです。
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