知的発達をうながす、おもちゃの選び方・遊び方
子どもにとって遊ぶことは仕事です。
子どもはおもちゃで遊ぶことを通して、集中力・思考力・創造力など、多くのことを体験し、理解し、身につけていきます。子どもの発達をよく見ながら、その時期に適切なおもちゃを選んであげましょう。
おもちゃ選びの際は、素材や色も、子どもの感性に働きかける重要なポイントです。
幼児期には、はっきりとした色が脳に良い刺激を与えます。
また、手にとって触れることを通じて情緒を育む天然素材のものや、さまざまな感触のものを与えてあげましょう。
指先への刺激は、脳の発達や発語に深く関係しています。
子どもの喜ぶキャラクターものや、ハイテクなおもちゃも良いですが、遊びを広げることが難しいです。
昔からある、積み木・ブロック・おままごとなどは、遊びの工夫が色々できるので、長く楽しむことができ、創造力を身につけることができます。
おもちゃは簡単すぎても、難しすぎても、子どもは興味を示しません。
子どもの能力の少し先を歩いているくらいのおもちゃを選んであげましょう。
ほどよい達成感と満足感があると、子どもはその遊びに熱中します。
また、おもちゃは一度にたくさん与えてしまうと、集中力を失わせてしまいます。
1つのおもちゃでじっくり遊ぶことで集中力が養われます。
色々なおもちゃがあるのは良いことですので、使っていないおもちゃは、子どもの目につかないところにしまって1つか2つずつ出して遊ぶようにしましょう。
おもちゃで一緒に遊ぶ時には、繰り返し、子どもにお手本を見せてあげることがポイントです。
4歳くらいまでは、1つのおもちゃで親が一緒になって遊ぶことで、おもちゃは楽しいものだと知り、遊び方を学んでいきます。
しかし、子ども自身が集中して遊んでいる時には、そのまま見守ってあげましょう。
一人でできなかった場合は、少し手を貸してあげて、できたことをしっかりと誉めてあげましょう。
基本の遊び方を身につけた子どもは、少しずつ自分なりの方法で工夫しながら遊ぶようになっていきます。
工夫して遊ぶことができるようになったら、遊び方を押し付けずに見守ることで自由な発想を身につけることがきます。
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